お知らせ
- 2024年09月27日2024年10月から20価の肺炎球菌ワクチンが接種可能になります
2024年10月1日から20価の肺炎球菌ワクチンが定期接種で使用可能になります。
2024年4月に肺炎球菌ワクチンは約100種類ある肺炎球菌のうち13種類に対して予防効果のある13価(プレベナー13)から2種類が追加された15価(バクニュバンス)に変更となっていましたが、10月からはさらに5種類が追加された20価(プレベナー20)が使用できるようになりました。
ただしこれまでに15価の肺炎球菌ワクチンを接種された方は、原則そのまま15価で継続することになります。
Web予約の際にはこれまでどおり肺炎球菌ワクチンでご予約ください。- 2024年09月15日2024年10月から金曜日夕診は休診します
2024年10月11日(金)以降、毎週金曜日16時~18時30分の夕診を休診させて頂きます。
2024年10月~12月は15時~16時に予防接種・健診、16時15分~17時45分にインフルエンザワクチンを行います。
ご不便をおかけしますが、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。- 2024年08月28日2024年9月1日からインフルエンザワクチン予約開始します
今シーズンからは従来の注射型不活化ワクチンに加えて、鼻噴霧型弱毒生ワクチンが使用可能です。
鼻噴霧型は2歳~19歳未満の方が対象です。左右それぞれの鼻にワクチンを噴霧するため針を刺す必要がなく、1回の接種でワクチンは完了します。
他のワクチンとの接種間隔に制限はなく同時接種も可能ですが、今シーズンについては鼻噴霧型の場合は単独接種とします。
予約開始日・予約方法:
2024年9月1日(日)AM9時からWeb予約を開始します。診療の妨げとなるため受付窓口や電話での予約は行っておりません。2回接種のお子さま(生後6ヶ月~13歳未満)は1回目接種の予約のときに必ず2回目の予約もお取りください。鼻噴霧型(2歳~19歳未満)の場合、接種は1回のみとなります。鼻噴霧型ワクチンは数量限定のため、定数に達すれば予約を終了します(その場合は鼻噴霧型ワクチンの選択ボタンが表示されません)。
接種期間:2024年10月7日(月)~2025年1月末(予定)まで
接種日と時間:
①一般診療時間内:
月・水・木曜日 8時30分~11時45分 16時~18時15分
金曜日 8時30分~11時45分
土曜日 8時30分~12時15分
※インフルエンザワクチン単独、他ワクチンとの同時接種、いずれも可能です。
②インフルエンザワクチン専用枠:
金曜日 16時15分~17時30分
※インフルエンザワクチン単独接種のみ、他ワクチンとの同時接種はできません。
※1歳未満のお子さまでインフルエンザ単独接種の場合はインフルエンザ専用枠をご利用ください。
※ご家族複数人で一緒に接種される場合はインフルエンザ専用枠がお勧めです。
③予防接種・乳児健診専用枠:
水・木・金曜日 15時~15時45分
※1歳未満の定期接種のお子さま優先枠です。定期接種との同時接種に限りインフルエンザワクチンも可能です。
接種対象者:生後6ヶ月~中学3年生のお子さま
接種回数:
生後6ヶ月~13歳未満 2週間以上(2~4週程度が目安)あけて2回
13歳以上 1回(希望により2回)
鼻噴霧型ワクチン(2歳~19歳未満) 1回
接種料金:
生後6ヶ月~13歳未満 1回3,000円
13歳以上 1回3,500円(2回接種の場合は2回目2,500円)
鼻噴霧型ワクチン 1回7,500円(接種は年齢関係なく1回のみ)
付き添いご家族の接種について:
ご希望があれば付き添いご家族の接種も行います。ワクチンの在庫に限りがあるため、対象年齢のお子さま1人につき付き添いご家族1人とさせて頂きます。お子さまとは別に付き添いご家族の予約もお取りください。
お持ちいただくもの:
母子手帳(お忘れになった場合、ワクチン接種はできませんのでご注意ください)
問診表(受付窓口でもお渡ししますが、ご家庭で印刷して体温含めすべて記入後にご持参いただけますと、よりスムーズに接種することができます)
注意事項:
・2回接種のお子さま(生後6ヶ月~13歳未満)は1回目接種の予約のときに必ず2回目の予約もお取りください。鼻噴霧型(2歳~19歳未満)の場合、接種は1回のみとなります。
・ご家族複数人数で来院される場合は、必ず同一日で予約をお取りいただき、予約が取れている時間の中で来院される時間をコメント欄に記載してください。- 2024年08月24日鼻噴霧型インフルエンザワクチンについて
今シーズンから従来の注射型インフルエンザワクチンに加えて、鼻に噴霧するインフルエンザワクチンも行います。鼻噴霧型ワクチンは数に限りがありますので、ご希望の方は早めにご予約をお願いします。
インフルエンザワクチン予約についての詳細は後日ホームページなどでお知らせします。
フルミスト®点鼻液は、鼻腔内に噴霧するタイプの弱毒生インフルエンザワクチンです。注射型の不活化インフルエンザワクチンと比較して自然感染に近い形で免疫をつけます。鼻粘膜での局所免疫を誘導し、インフルエンザウイルスの侵入を初期段階で防ぐことが期待されます。
① 接種方法:左右の鼻腔内に0.1mlずつ噴霧
弱毒生ワクチンですが他のワクチンとの接種間隔に制限はなく同時接種も可能です。(当院では今シーズンは単独接種のみとします。)
② 接種回数:1回
③ 接種対象者:2歳以上19歳未満
④ 有効性: 2歳以上19歳未満の健康小児を対象とした国内第Ⅲ相試験では、フルミスト接種群はプラセボ群に比べてインフルエンザ発症率が28.8%減少しました。
⑤ 注意事項
1. 接種不適当者:
• 明らかな発熱や重篤な急性疾患のある方
• アナフィラキシーの既往がある方
• 免疫機能に異常がある方・免疫抑制療法を受けている方
• 妊娠している方
激しく泣いてしまう場合や鼻炎症状が強い場合は接種できないことがあります。
2. 接種後の注意:他のワクチンと変わりはありません。
• 接種当日は激しい運動を避けましょう。入浴は構いません。
• 高熱などの異常が見られた場合は速やかに医師の診察を受けてください。
• 接種後1〜2週間は重度の免疫不全者との密接な接触は避けてください。
3. 副反応:
• 鼻閉・鼻漏、頭痛、発熱などが報告されています。
- 2024年06月07日MRワクチン予約再開します
ワクチン供給不足のため制限していましたMRワクチン予約を再開します。
6月13日(木)以降、MR1期(1歳)、MR2期(年長)ともにご予約頂けるようになりました。
WEB予約はいつでも操作可能となっていますのでご利用ください。
- 2024年03月12日2024年4月1日から五種混合ワクチンが始まります
2024年4月1日から五種混合ワクチンが始まります。
五種混合ワクチンは現在定期接種として実施されている四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチンとヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)ワクチンが合わさった混合ワクチンです。
接種スケジュールは、これまでの四種混合、ヒブワクチンと同様ですが、針を刺す回数が減ることになります。
現時点では、四種混合もしくはヒブワクチンを1回でも接種したことがある方は五種混合ワクチンの対象とならず、そのまま四種混合とヒブワクチンを継続することになっています(今後変更があるかもしれません)。
すでに4月以降で四種混合とヒブワクチンの1回目をご予約いただいている方は、こちらで五種混合ワクチンに変更いたします。
お手元の予防接種手帳の予診票には五種混合がありませんので、四種混合の用紙にご記入頂き、ヒブは未記入のまま切り離さずにお持ちください。- 2024年02月16日新型コロナウイルス感染症の発生に伴う定期予防接種の接種期間の延長について
大阪市では、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う定期予防接種の接種期間が延長されています。接種期限も2025年5月7日まで延長されていますので、受け忘れがないか今一度ご確認ください。延長対象で接種をご希望の方はお電話で予約を承ります。
≪対象者≫ 2020年4月7日~2023年3 月31日に接種期限が到来した方
- 2023年07月25日電話診療による処方せんの発行は令和5年7月31日で終了します
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から電話診療による処方せんの発行を実施しておりましたが、厚生労働省からの通達により、この特例措置は令和5年7月31日をもって終了となります。
処方せんの発行につきましては、従来どおり外来受診していただきますよう、ご理解のほどお願い申し上げます。
- 2023年03月31日2023年4月3日から子宮頸がんワクチン開始します
9価子宮頸がんワクチン(シルガード9)が定期接種の対象となったことから、2023年4月3日より子宮頸がんワクチン接種を開始します。
当院ではシルガード9のみ取り扱います。
対象:
小学6年生(4月1日)から高校1年生(3月31日)相当の女子
接種スケジュール:
【2回接種の場合(15歳未満のみ)】
2回目:初回から5か月以上の間隔をあけて接種(標準的な接種間隔は、初回から6か月後に接種)
【3回接種の場合(15歳以上と15歳未満の3回接種希望者】
2回目:初回から1か月以上の間隔をあけて接種(標準的な接種間隔は、初回から2か月後に接種)
3回目:2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて接種(標準的な接種間隔は、初回から6か月後に接種)
※サーバリックスまたはガーダシルで既定の回数の一部を完了し、シルガード9で残りの回数の接種を行う交互接種も可能です。その場合は計3回の接種となります。- 2023年03月31日12歳以上の新型コロナワクチン接種は4月28日で終了します
12歳以上の新型コロナワクチン接種は4月28日で終了します。
生後6ヶ月~4歳:毎週水曜日、5~11歳:毎週木曜日は引き続き行います。- 2023年03月03日2023年4月~四種混合ワクチンは生後2か月から接種可能になります
2023年4月以降、四種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)は、乳児の百日咳重症化予防を目的として生後2か月から接種可能となります。
これにより生後2か月からのワクチンデビュー時は、ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルスと同時に四種混合ワクチンも接種することをお勧めします。
- 2023年03月03日2023年4月以降の新型コロナワクチン予約可能です
2023年4月以降も新型コロナワクチンに関しては公費負担となります。
4月以降の予約枠を空けましたので、ご利用ください。
4月以降の接種日は毎週水曜日:6か月~4歳、毎週木曜日:5~11歳、毎週金曜日:12歳以上となります。- 2023年01月12日新型コロナウイルス感染症の発生に伴う定期予防接種の接種期間の再延長について(9回目更新)
大阪市では、国の緊急事態宣言により延長されていた定期予防接種の接種期間が下記の通りさらに延長されました。受け忘れがないか今一度ご確認ください。
≪現行≫ 令和2年4月7日~令和4年12 月31日に接種期限が到来する方
≪変更後≫ 令和2年4月7日~令和5年3月31日に接種期限が到来する方
接種期限:令和6年3月31日まで
- 2022年11月06日生後6か月以上5歳未満の新型コロナワクチンは11月30日(水)から開始します
大阪市では生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチンの接種券を11月18日から発送します。
平成29年12月1日~令和4年6月30日までに生まれた方が対象で、令和4年7月1日以降に生まれた方については、生後6か月を迎える月の前月末にひと月単位で発送されます。
当院では11月30日(水)から接種を開始します。ご予約は11月22日(火)からWeb予約のみで承ります。
- 2022年11月06日生後 6 か月以上 5 歳未満の小児への新型コロナワクチン接種について(日本小児科学会より)
日本小児科学会より「生後 6 か月以上 5 歳未満の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方」が公表されました。以下、要点を抜粋します。
生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種についても、これまでの5~17歳の小児におけるワクチンと同様にメリット(発症予防)がデメリット(副反応等)を上回ると判断しています。
日本小児科学会は、生後6か月以上5歳未満のすべての小児に新型コロナワクチン接種を推奨します。
①
小児のCOVID-19症例の95%以上は軽症ですが、クループ症候群、肺炎、けいれん、嘔吐・脱水などの中等症や、脳症、心筋炎などの重症例が報告されています。
国内における10歳未満、10歳代のCOVID-19による死亡報告数は、オミクロン株流行前の2021年末においてはそれぞれ0例、3例でしたが、オミクロン株流行後のわずか9か月で、それぞれ21例、10例の死亡が報告されています。その死亡例の約半数は5歳未満となっています。
②
2歳未満と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大することが報告されています。
③
生後6か月以上5歳未満の小児におけるワクチンの有効性は、オミクロン株BA.2流行期における発症予防効果について生後6か月~23か月児で75.8%、2~4歳児で71.8%と報告されました。さらに重症化予防効果は発症予防効果を上回ることが期待されます。
生後6か月以上5歳未満の小児におけるワクチンの安全性については、治験で観察された有害事象はプラセボ群と同等で、その後の米国における調査でも重篤な有害事象はまれと報告されています。
- 2022年09月09日5-11歳新型コロナワクチン1~4回目接種予約可能です
日本人での新型コロナワクチンに関する有効性と安全性の情報が蓄積され、小児においても接種するメリット(発症予防や重症化予防等)がデメリット(副反応等)を上回るとの判断に基づき、現在は接種が推奨されています。インフルエンザを除く他のワクチンとの同時接種はできません。前後にインフルエンザワクチン以外のワクチン接種を行う場合は2週間以上の間隔をあけてください(インフルエンザワクチンとは接種間隔の制限はありません)。
予約方法:
WEB予約のみで承ります。受付窓口や電話での予約は診療の妨げとなるため行っておりません。1回目予約時に3週間以上空けて2回目もWEBでご予約下さい。
接種日:
毎週月・水・木曜日 8時45分~11時15分 16時15分~17時45分
接種対象者:
5歳以上11歳以下(5歳の誕生日前日から12歳の誕生日の前々日まで)で大阪市からの接種券(クーポン券)をお持ちの方
1回目の接種時には11歳で、2回目の接種までに12歳の誕生日を迎えた場合は2回目も小児用ワクチンを使用します。
3回目、4回目接種は大阪市からの接種券をお持ちで、前回接種から3か月経過した方が対象です。
接種ワクチン:
オミクロン株対応5~11歳用ファイザー社製コミナティ
2023年8月以降は1回目接種からオミクロン株対応ワクチンになります
当日の持ち物:
・大阪市から届いたワクチン接種券
・予診票
事前に必要事項(回答、保護者署名、体温)をご記入の上、ご持参ください。
・本人確認書類(健康保険証、マイナンバーカードなど)
・母子健康手帳
・必ず保護者同伴でお越しください。
※ 事前に5~11歳用新型コロナワクチン接種についての注意事項をお読みの上、ご来院ください。
注意事項
※ 接種についてお悩みの方は接種当日ではなく、診察時などに前もってご相談ください。
5~11歳のお子様と保護者のかたへ
小児新型コロナワクチンQ&A
小児新型コロナワクチンの考え方
※ 新型コロナワクチンについて電話でのお問い合わせは、火曜日を除く平日14時~15時にお受けします。診療時間内の電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
- 2022年08月11日5~17 歳の小児への新型コロナワクチン接種について(日本小児科学会より)
日本小児科学会における「小児の新型コロナワクチン接種に対する考え方」が更新されました。以下、要点を抜粋します。
日本人での新型コロナワクチンに関する有効性と安全性に関する情報が多く蓄積されてきたことより、小児においてもメリット(発症予防や重症化予防等)がデメリット(副反応等)を大きく上回ると判断し、健康な小児へのワクチン接種は「意義がある」という表現から、「推奨します」という表現に変更する方針としました。
日本小児科学会は5~17 歳のすべての小児に新型コロナワクチン接種を推奨します。
● 小児患者数の急増に伴い、以前は少数であった重症例と死亡例が増加しています。
● 成人と比較して小児の呼吸不全例は比較的まれですが、オミクロン株流行以降は小児に特有の疾患であるクループ症候群、熱性けいれんが増加し、脳症、心筋炎などの重症例も報告されています。
● オミクロン株を含めて重症化予防効果が 40~80%程度認められることが確認されました。
● 現在では国内の安全性データが集積され、12~17 歳における副反応の発生率は、若年成人と同等であり、 5~11 歳における副反応はより軽い傾向が確認されています。
● 2回目の接種から 5か月以上経過した12~17 歳の小児に対しては、早期の追加接種(3 回目)を推奨します。
- 2022年06月09日水いぼ治療クリームの取り扱い始めました
水いぼ(伝染性軟属腫)は、主に乳幼児にポックスウイルス感染が原因で発症します。
ウイルスに対する抗体ができれば数か月~数年で自然治癒します。
見た目には“いぼ”ができますが、軽度のかゆみを伴う以外は体に悪影響がでるものではないため、基本的にはスキンケアのみで自然治癒を待つことをお勧めします。
しかし、肌と肌の直接接触やタオルの共有などで感染するため、施設によっては水いぼがあると登園やプールを禁止されてしまうことがあります。実際、施設から治療をするように言われて受診される方も多くおられます。
治療としては
①ピンセットで摘除する ②漢方薬(ヨクイニン)を飲む
などがありますが、今回新たな選択肢として水いぼ治療クリームの取り扱いを始めました。
強力な抗菌作用のある銀イオンと保湿成分を配合したクリームです。
水いぼ周辺に1日2回塗布し、数か月は継続が必要です。3か月以内に約80%が治癒したとの報告があります。また塗ることによる痛みや刺激性もないことが報告されています。
保険適用外であるため、クリームは1本15g 1,800円(税込)となります。
ご希望の方は診察の際にお尋ねください。
- 2022年04月03日日本脳炎ワクチン(対象となる方すべて)のWEB予約再開します
2022年4月4日より日本脳炎ワクチンの対象となる方すべて(1期1回目、2回目、3回目および2期)のWEB予約を再開します。長らくお待たせしていました1期3回目および2期の方もどうぞご利用ください。
- 2022年03月21日新型コロナウイルス感染後のワクチン接種につきまして
① 新型コロナウイルス感染後でもコロナワクチンを接種することは以下の理由から意義があると考えます。
・新型コロナウイルスに一度感染しても再度感染する可能性がある
・自然感染よりもワクチン接種の方が、新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなる
・ワクチン接種により多様な変異に対する抗体の産生も報告されている
② 新型コロナウイルス感染後に体調が回復し隔離期間が解除されれば、その治療内容や感染からの期間にかかわらずコロナワクチンを接種することができます。これまでは感染してからワクチン接種までの間隔について、暫定的に3か月を一つの目安としていましたが、速やかなワクチン接種を希望される場合は3か月の期間を空けずに接種可能です。
③ 小児では新型コロナウイルス感染後に小児多系統炎症性症候群(MIS-C)といわれる川崎病に似た疾患を発症することが報告されています。感染から発症までは平均25日間とされていますので、コロナワクチンを含めその他のワクチン接種については感染後1か月以上空けることが望ましいと考えます。
- 2022年01月21日5~11 歳小児の新型コロナワクチン接種に対する考え方
新型コロナワクチンについては今年3月以降に5~11歳にも対象が拡大される予定です。
5~11歳小児の新型コロナワクチン接種に対する考え方について、日本小児科学会より提言があったので一部抜粋してお知らせします。
1. 感染状況とワクチンに関する知見
1) 国内における 5~11 歳の新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)症例の大多数は軽症ですが、今後、全年齢において感染者数が増加した場合にはワクチン未接種の小児が占める割合が増加し、小児の中等症や重症例が増えることが予想されます。
2) 2 歳未満(0~1 歳)と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大することが報告されています。
3)海外では、5~11 歳の小児に対するファイザー社製ワクチンの発症予防効果が90%以上と報告されていますが、新しい変異ウイルス(オミクロン株など)への有効性を示すデータは十分に得られていません。
4) 5~11 歳の小児では 16~25 歳の人と比べて一般的に接種後の副反応症状の出現頻度は低かったと報告されています。
2. ワクチン接種の考え方
1) 子どもを COVID-19 から守るためには、周囲の成人(子どもに関わる業務従事者等)への新型コロナワクチン接種が重要です。
2) 基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、COVID-19 の重症化を防ぐことが期待されます。基礎疾患を有する子どもへのワクチン接種については、本人の健康状況をよく把握している主治医と養育者との間で、接種後の体調管理等を事前に相談することが望ましいと考えます。
3) 5~11 歳の健康な子どもへのワクチン接種は12 歳以上の健康な子どもへのワクチン接種と同様に意義があると考えています。健康な子どもへのワクチン接種には、メリット(発症予防等)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分理解し、接種前・中・後にきめ細やかな対応が必要です。
- 2022年01月12日ウイルス性胃腸炎の流行が続いています
昨年からのウイルス性胃腸炎の流行がまだ続いています。ノロウイルスは胃腸炎を引き起こす代表的なウイルスですが、その他のウイルス性胃腸炎でも注意事項は同じです。
・ノロウイルスの特徴
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生しますが、特に冬季に流行します。ノロウイルスは経口で感染し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、お子さまやお年寄りなどでは重症化することがあります。ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤やワクチンはありません。感染した場合は対症療法を行います。
・検査方法
便中のノロウイルス抗原を検査キットで検出できます。3歳未満、65歳以上の方等を対象に健康保険が適用されています。
・感染対策
手洗いは、手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。食中毒を防ぐためには、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱することが重要です。
・家族内感染予防のために
オムツ交換等を行った後には必ず手洗いを行いましょう。
床等に飛び散った嘔吐物や便を処理するときには、マスクと手袋を着用し、ペーパータオル等で静かに拭き取ります。拭き取った後は次亜塩素酸ナトリウム※で床を拭き取り、その後水拭きをします。おむつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋に密閉して廃棄します。※家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。
ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあるため、嘔吐物や便は乾燥しないうちに速やかに処理し、処理した後は十分に喚気を行うことが重要です。
リネン等は洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いします。その際にしぶきを吸い込まないよう注意してください。下洗いしたリネン類の消毒は85℃・1分間以上の熱水洗濯が適しています。熱水洗濯が行えない場合には、次亜塩素酸ナトリウムの消毒が有効です。その際も十分すすぎ、高温の乾燥機などを使用すると殺菌効果は高まります。布団などすぐに洗濯できない場合は、よく乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機を使うと効果的です。
- 2021年09月12日16歳未満の新型コロナワクチンにつきまして
16歳未満の方が新型コロナワクチン接種を受ける際、予診票の署名欄には保護者の自署が必要になります。お子さまではなく、保護者さまのお名前をご記入ください。
当クリニックにおいては、12歳以上16歳未満の方は必ず保護者同伴でお越し頂きますようお願い申し上げます。- 2021年08月30日10月からBCGワクチンが個別接種可能になります
大阪市では令和3年10月1日からBCGワクチンが個別接種可能になります。
当クリニックでも10月6日(水)からBCGワクチンを開始します。すでにご予約を承っておりますので、ご利用ください。
尚、BCGワクチンの接種時期は1歳の誕生日前日までで、標準的な接種期間は生後5か月から8か月に至るまでとなっています。- 2021年08月25日新型コロナワクチンと他のワクチンとの接種間隔につきまして
現時点での厚生労働省からの通達では、新型コロナワクチンと他のワクチンは同時接種できないことになっています。また新型コロナワクチンと他のワクチンとの接種間隔は2週間以上となっています。
インフルエンザワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、子宮頸がんワクチンの接種を予定されている方はお気を付けください。- 2021年06月17日新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~
日本小児科学会ホームページに「子どもに対する新型コロナワクチンについて」掲載されていましたので、一部抜粋します。
新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~
① 子どもを新型コロナウイルス感染から守るためには、周囲の成人(子どもに関わる業務従事者等)への新型コロナワクチン(以下、ワクチン)接種が重要です。
→ 子どもへの感染源の多くは周りにいる成人であることから、子どもを感染から守るためには、周囲の成人が免疫を獲得することが重要と考えます。
② 重篤な基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の重症化を防ぐことが期待されます。
→ 国外では、神経疾患、慢性呼吸器疾患および免疫不全症を有する子どもの新型コロナウイルス感染例において、COVID-19の重症化が報告されていますが、ワクチン接種によりそれを防ぐことが期待されます。重篤な基礎疾患を有する子どもへのワクチン接種については、本人の健康状況をよく把握している主治医と養育者との間で、接種後の体調管理等を事前に相談することが望ましいと考えます。
③ 健康な子どもへのワクチン接種には、メリット(感染拡大予防等)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分理解し、接種前・中・後にきめ細やかな対応が必要です。
→ 12歳以上の健康な子どもへのワクチン接種は意義があると考えています。小児COVID-19患者の多くは軽症ですが、まれながら重症化することもありますし、同居する高齢者の方がいる場合には感染を広げる可能性もあります。子どもへのワクチン接種は、先行する成人への接種状況を踏まえて慎重に実施されることが望ましく、また、接種にあたってはメリットとデメリットを本人と養育者が十分に理解していること、接種前・中・後におけるきめ細かな対応を行うことが前提であり、できれば個別接種が望ましいと考えます。
- 2021年05月21日⼩児新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴(その3)
日本小児科学会から「小児における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と感染対策についての見解」が新たに報告されました。一部を抜粋します。
<小児のCOVID-19の現状>
1. 新型コロナウイルス感染症の流行第4波(2021年3月以降)では、COVID-19新規患者数が急激に増加していますが、小児患者の割合はわずかな増加に留まっています。
2. 死亡者数については全体で9,479人まで増加しましたが、第4波以降も10歳未満および10-19歳は0人です。
3. 小児患者の先行感染者は、家族が77%、学校関係者が6%、幼稚園・保育所関係者が6%、家庭教師・塾関係者が1%と約80%が家庭内での感染です。さらに家庭内感染のうち、両親や祖父母が先行感染者であった割合が約93%と、小児患者の大部分が成人からの感染であり、これらは第4波以降も変化ありません。小児の感染予防には成人が家庭内に持ち込まないことが重要です。
4. 第4波の特徴として、変異新型コロナウイルスの割合が増加しています。変異ウイルスの感染力(他人へ感染させる力)は、小児だけではなく全年齢において従来ウイルスよりも増強していると報告されています。国内でも小児の変異ウイルス感染者の集団発生が報告されていますが、現時点で変異ウイルスが小児に感染した場合も、従来ウイルスより重症化する可能性を示す証拠はなく、多くが無症状から軽症で経過しています。
<学校等における感染対策>
1. 基本的な感染対策(3密回避、適切なマスク着用、手洗いなど)の徹底が重要です。
2. 臨時休業は子どもの健やかな学びの保障や心身に影響をおよぼすため、地域一斉ではなく感染状況に応じた柔軟な対応が望まれます。
- 2021年03月25日眼のスクリーニング検査始めました
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は明るさがわかる程度で、色々なものを見ることで視力は発達し6歳くらいで1.0に達するとされています。この視力が発達する時期に適切な刺激が得られないと弱視(眼鏡をかけても視力がでない状態)になってしまいます。
弱視の原因としては、屈折異常(近視・遠視・乱視)や斜視、不同視などがありますが、 3歳児健診でこれらが見逃された場合、治療が遅れ十分な視力が得られないことが示されています。
当院では、10秒程度で近視、遠視、乱視、不同視、瞳孔不同などの異常を検出することができる検査機器「スポットビジョンスクリーナー」を導入しました。「スポットビジョンスクリーナー」は、直接眼に触れることなく、1メートルの距離から両眼同時に検査を行います。生後6か月から大人まで検査が可能です。
お子様のしぐさや動作や目の外観から下記の症状が見られたら、どうぞお気軽にご相談ください。保険診療で検査を行い、異常が見つかった場合には、眼科専門機関を紹介いたします。
• たまに目線がずれることがある
• いつも頭を傾けてものを見ている
• テレビを見る位置が近い
• 片方の目を隠すと嫌がる
• 絵本を見たり、読んだりすることに飽きっぽくなった
• 昼間に屋外へ出ると眩しそうに目を細め、片方の目を強くつぶる
• まっすぐ走ることが苦手で、自然とどちらかに曲がってしまうことがある
• 階段を異常に怖がる
★ 当院では乳児健診(生後6か月以降)や入園・入学前健診の際に、無料で眼のスクリーニング検査を行います。
- 2021年03月21日2021年4月~新生児、乳幼児の個別栄養相談を開始します
新生児から乳幼児期は、成長・発育が目覚ましい時期であり、一人一人の成長・発育には大きく差があります。月齢や年齢で一律に判断するのではなく、それぞれの成長・発育状態、健康状態、栄養状態に合わせた栄養の取り方が大切となります。
当クリニックでは、お子さまの個別栄養相談を開始します。赤ちゃんの授乳方法、離乳食の進め方、乳児期の食べムラ、幼児期の偏食などのお悩みについて、管理栄養士がマンツーマンで丁寧にお応えします。
日時:毎月第4月曜日(14時45分~15時45分)15分ごとの完全予約制
費用:無料
些細なことでもお気軽にご相談ください。ご希望の方はWEB、お電話、受付窓口にてご予約をお願いいたします。身長・体重計測をご希望の方は、予約時間の5分前までにお越しください。
医師の診察はありませんので、診察もご希望の方は引き続いての診察時間内に診察予約も合わせてお取りください。
- 2021年01月07日夜尿症アラーム療法用製品のレンタル可能です
夜尿症の治療には、生活指導、薬物療法、行動療法(アラーム療法)の3つの方法があります。アラーム療法とは、おねしょをするとセンサーが感知し、アラームなどでお知らせをする装置を使用したトレーニングです。3か月間の継続使用で、約60〜70%に有効と言われています。当院ではアラーム療法用製品のレンタルが可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。
- 2021年01月07日拡大新生児マス・スクリーニング検査、重症複合免疫不全症(SCID)スクリーニング検査を実施しています
大阪府では2020年8月より拡大新生児マス・スクリーニング検査、重症複合免疫不全症(SCID)スクリーニング検査が開始されました。
新生児マス・スクリーニング検査は、主に先天性代謝異常症の早期発見・早期治療を目的に公費で実施されており、ほぼ全ての赤ちゃんが受検されています。この度、拡大新生児マス・スクリーニング検査として、重症複合免疫不全症についても検査が可能になりました。生後2ヶ月からのロタウイルス生ワクチン接種前の受検が勧められています。当院で採血・検査依頼ができますので、ご希望の方はお問い合わせください。
拡大新生児マス・スクリーニング検査につきましては、検査機関である大阪母子医療センターのHPをご参照下さい。
- 2020年11月29日⼩児新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴(その2)
日本国内における小児新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についてもデータが集まってきました。日本小児科学会からの報告の一部を抜粋します。
① 小児COVID-19患者の割合は少ないが、感染の拡大に伴って増えつつある。
→ 10月7日の時点で10歳未満の患者総数は2,112人 (2.4%)、10~19 歳では4,399人 (5.1%) と報告されている。
② 小児COVID-19患者の多くは家族からの感染である。
→ 10月13日時点で小児患者の77%は家族(特に親)から感染している。小学生では家族内感染:学校内感染は75%:2%、中学生では68%:7%、高校生では32%:33%と報告されている。
③ 小児は成人と比べて感染しにくい可能性が示唆されている。
→ 成人発端者からの家族内伝播を調べた研究では、5歳未満が1.3%、5~9歳が8.1%、10~16歳が9.8%と低年齢では感染率が低かったことが報告されている。新型コロナウイルスはアンジオテンシン変換酵素II(ACE2)受容体に結合することでヒトの細胞内に侵入、感染するとされるが、小児ではこのACE2の発現レベルが低いことが示されている。
④ 小児COVID-19患者は成人と比べ軽症であり、日本における死亡例はない。
→ 初発症状は、発熱:43.1% (成人では82~98.6%)、咳:43.4% (同59.4~82%)、 多呼吸・息切れ:12.6% (同31%) であり、呼吸困難の合併は稀である。
⑤ 小児COVID-19患者の治療は経過観察または対症療法が選択されている。
→ 88%が無治療経過観察のみで回復しており、吸入ステロイド剤、静注ステロイド剤が用いられたのは数例、抗ウイルス薬が用いられた例はなかった。
- 2020年08月30日家庭での新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
家庭での新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について簡単にまとめます。
詳細は、厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページをご参照ください。
・手指のウイルス対策
① 手洗い
しっかりと流水で手洗い(15秒以上)することが重要です。
石鹸やハンドソープで10秒以上もみ洗いし、流水で15秒以上すすぐとさらに有効です。
② アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。
濃度70%以上95%以下(60%台のエタノールでも一定の効果があります)のエタノールを用いて、よくすりこみます。
・身の回りのモノに付着したウイルス対策
① 熱水
食器や箸などには、熱水でウイルスを死滅させることができます。80℃以上の熱水に10分間さらします。
② 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
テーブル、ドアノブなどには、市販の塩素系漂白剤の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。市販の家庭用漂白剤を、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭きます。その後、水拭きしましょう。
※塩素に過敏な方は使用を控えてください。
※目に入る、皮膚につく、飲み込む、吸い込むなどには注意が必要です。
③ 洗剤(界面活性剤)
テーブル、ドアノブなどには、市販の家庭用洗剤の主成分である「界面活性剤」も有効です。多くの身近な家庭用洗剤(トイレ・浴室・台所用洗剤)が有効であることが確認されています。有効な家庭用洗剤一覧は以下をご参照ください。
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html
家具用洗剤の場合、製品記載の使用方法に従ってそのまま使用します。
台所用洗剤の場合、薄めて使用します。表面を拭き取ったあとに5分程度たったら水拭きし、最後にキッチンペーパーなどで乾拭きしましょう。
- 2020年08月25日2020年10月1日から異なるワクチンの接種間隔が変更になります
現在、異なるワクチンの接種間隔については、生ワクチンについては接種後27日以上、不活化ワクチンについては接種後6日以上の間隔をおくこととされています。
2020年10月1日からは、異なるワクチンの接種間隔について、注射生ワクチン(BCG、麻疹・風疹、水痘、おたふくワクチン)どうしを接種する場合に27日以上あける制限は維持しつつ、その他のワクチンの組み合わせについては制限が撤廃されます。
経口生ワクチン(ロタウイルスワクチン)に関しても、接種間隔の制限はなくなります。
大阪市はBCGが集団接種となっておりますが、同日の不活化ワクチン接種も可能になります。
Webでの予防接種ご予約は1か月先から~2日前まで可能です。予約システム上の接種間隔設定も変更しておりますので、これまでどおりご利用ください。
- 2020年08月22日⼩児新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴(その1)
日本感染症学会提言の「今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて」の中に、小児COVID-19の特徴が記載されています。一部を抜粋します。
⼩児のSARS-CoV-2 感染症(COVID-19)の特徴
1)⽇本では⼩児の患者報告は少ないですが、⽶国⼩児科学会によると(7 ⽉ 16 ⽇時点)、24 万⼈以上の⼩児 COVID-19 症例の報告があり、成⼈を含めた全症例の約 8%を占めています。⼩児の致命率は 0〜0.2%(州別)です。
2)SARS-CoV-2 に感染しても無症状や軽症の患者が多く、発熱や呼吸器症状がないことがあります。
3)過去の報告で、SARS-CoV-2と他の呼吸器病原体(RSウイルス、インフルエンザウイルスなど)の重複感染が少なからず認められます。⼩児ではインフルエンザ A 型と比較して、COVID-19の臨床症状は軽度であることも報告されています 。
4)神経系疾患、遺伝性疾患、先天性⼼疾患などを持つ⼩児は重症化しやすいので、経過を慎重に観察することが必要です。また悪性腫瘍、慢性腎疾患、慢性閉塞性肺疾患、臓器移植後の免疫不全者、肥満、重度の⼼疾患、鎌状⾚⾎球症、2 型糖尿病は重症化リスクがあるとされています。
5)⽇本では 2020 年 7 ⽉時点では報告がないものの、10歳前後に多く⾒られる川崎病類似の症候群も海外では注⽬されています。SARS-CoV-2 感染から、25⽇後頃に発症するのが特徴です。発熱、消化器症状、発疹、結膜充⾎、ショック、⼀部の症例に冠動脈拡張または動脈瘤が認められます。
6)⼩児例は同居家族や園・学校を発端者とした濃厚接触者スクリーニングで発⾒される場合が多く、⼩児を発端者としてのクラスター発⽣の報告はほとんどありません。また⼩児と成⼈とを⽐較した場合、⼩児でのウイルス量やウイルス排泄期間は成⼈と同様であるとの報告がありますが、⼀般的に⼩児の間での流⾏はほとんどみられておりません。
今冬は、COVID-19 とインフルエンザの同時流⾏も懸念されるので、⼩児へのインフルエンザワクチンについても、接種が強く推奨されます。
- 2020年08月20日新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施医療機関 みんなで安心マーク
当院では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いこれまで以上に感染防止対策に取り組んでいます。日本医師会が示す感染防止対策チェックリストを実践し、『新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施医療機関 みんなで安心マーク』を取得しました。
つきましてクリニック内が込み合わないように、お車でご来院の方には車中での待機をお願いすることがございます。また付き添いの方はできるだけ最少人数でご来院頂きますようお願い申し上げます。引き続き、ご予約時の37.5℃以上発熱の有無確認にもご協力のほどお願いいたします。
- 2020年08月05日食中毒にご注意ください!
先月より、鶏肉・牛肉などを加熱不十分で食べたことによるカンピロバクター腸炎(食中毒)が増えています。
①主な症状:下痢、腹痛、嘔気、発熱など。血便を伴うこともあります。
②診断方法:便の培養検査を行い、菌を検出します。
②主な原因食品:鶏や牛の刺身やタタキなど加熱不十分の肉類
③潜伏期間:2日から7日(平均2.5日)と他の食中毒菌に比べて長いです。
④特徴:少量の摂取でも発症します。
ごくまれにカンピロバクターに感染した数週間後に手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があります。
⑤治療:対症療法のみで治癒が期待できますが、抗生物質が必要となることもあります。
⑥予防方法:肉類を食べるときは十分に加熱しましょう。(中心部の温度75℃で1分間以上)
新鮮な鶏肉でもカンピロバクターに汚染されていることがあります。生の肉や肉が入ったパックをさわった後はしっかり手を洗いましょう。
生の肉を調理するときは専用の箸やトングを使い、食べる箸とは区別しましょう。
包丁やまな板はきれいに洗ったあとに熱湯をかけましょう。
- 2020年07月05日2020年10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります
2020年10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります。
対象は2020年8月1日以降生まれのお子さまです。それ以前に生まれたお子さまは10月まで待っても定期接種の対象にはなりませんので、お気を付けください。
安全性の観点から、初回接種は生後14週6日までに行うことが重要です。
- 2020年06月12日「遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診」
緊急事態宣言解除とはいえ、まだまだ不安な毎日をお過ごしのことと思います。
予防接種・乳幼児健診を適切な時期に実施することの重要性に関する周知・広報を目的としたリーフレット「遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診」を、厚生労働省が作成しています。
受けそびれがないか、今一度ご確認下さい。- 2020年04月12日新型コロナウイルス感染拡大に対する院内感染防止の取り組み
現在、待合室での患者さま同士の接触を避けるため、時間毎の診察予約枠を制限しています。皆さまにできるだけ安心して受診頂けますよう、以下につきましてご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
①ネットもしくは電話でのご予約時に発熱の有無(37.5℃以上)をお尋ねし、診療の状況により来院時間の調整をお願いすることがあります。
②発熱のある方は個室の隔離室でお待ちいただきます。
③待合室を常に換気するため、外の騒音が気になる時があるかもしれません。
④接触感染予防のため、キッズスペースの一部のおもちゃを撤去します。
⑤スタッフが防護めがねやガウン・手袋着用で診療にあたることがあります。
尚、予防接種・健診の時間帯はこれまでどおりで行っています。
- 2019年09月16日インターネット予約開始について
9月20日(金)よりインターネット予約を開始しました。
- 2019年08月30日ホームページを開設いたしました
2019年10月2日(水)に阿倍野区阪南町に『いのうえ小児科阪南クリニック』を開院いたします。
開院にあたりホームページを公開いたしました。
各ページは順次公開してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。